総合スコア:3.75 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★★(5.00) |
| やさしさ | ★★★★★(4.86) |
| なじみやすさ | ★★☆☆☆(2.27) |
| 成分品質 | ★★★☆☆(3.02) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★★(4.97) |
| ハリ・コシ | ★★☆☆☆(2.50) |
| ツヤ・質感 | ★★☆☆☆(2.50) |
| うるおい保護 | ★★☆☆☆(2.50) |
カルテHD モイスチュア ローションは、有効成分ヘパリン類似物質とグリチルリチン酸ジカリウムの2種を配合した医薬部外品の高保湿化粧水です。全24成分とシンプルな処方で、エタノールフリー・香料フリー・着色料フリーの設計。刺激感への配慮4.97・やさしさ4.86と、刺激に敏感な方への配慮が突出しています。
最大の特徴は、皮膚科の処方薬でも知られるヘパリン類似物質を有効成分として配合している点です。さらにL-セリン・L-テアニン・N-アセチル-L-ヒドロキシプロリンといったアミノ酸系保湿成分を3種配合し、角質層のうるおいに多角的にアプローチする処方です。
※ 本品は医薬部外品です。
【有効成分】ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム 【その他の成分】精製水、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、ジプロピレングリコール、L-セリン、L-テアニン、N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、イソステアリン酸、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エデト酸二ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体、グリセリルグルコシド液、スクワラン、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、フィトステロール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、水酸化ナトリウム、炭酸ジアルキル(14,15)、フェノキシエタノール、メチルパラベン
本品は医薬部外品のため、有効成分と承認効能を明記します。
| 有効成分 | 承認効能 |
|---|---|
| ヘパリン類似物質 | 肌あれ・あれ性を防ぐ、うるおいを与える |
| グリチルリチン酸ジカリウム | 肌あれ・あれ性を防ぐ |
有効成分は2種。ヘパリン類似物質は「肌あれ・あれ性を防ぐ」「うるおいを与える」、グリチルリチン酸ジカリウムは「肌あれ・あれ性を防ぐ」が承認効能です。
ヘパリン類似物質は、ムコ多糖類の一種であるヘパリンに類似した構造を持つ成分で、水分保持に関わる作用が知られています。グリチルリチン酸ジカリウムは甘草由来の成分で、医薬部外品の有効成分として広く使用されています。2種の有効成分がいずれも「肌あれ・あれ性を防ぐ」を承認効能に持ち、肌あれ予防に重点を置いた処方設計です。
カルテHDは「皮膚科学研究から生まれた」をコンセプトに掲げ、ブランド名の「HD」はヘパリン類似物質HDに由来するとされています。皮膚科で処方されるヒルドイドと同じ成分なのか?という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論として、**成分の種類としては同じ「ヘパリン類似物質」**です。ヒルドイドクリーム・ローションなどの処方薬(医療用医薬品)も、カルテHDのような医薬部外品も、いずれもヘパリン類似物質を有効成分として配合しています。
ただし、両者は薬事上の位置づけが異なります。
つまり、同じ成分名であっても配合濃度や承認されている効能の範囲が異なるため、医療用医薬品と同等の効果を期待できるものではありません。カルテHDは、ヘパリン類似物質の保湿特性を活かしつつ、毎日のスキンケアとして穏やかに取り入れられる製品として設計されています。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 配合順位23番目で少量と推定 |
| メチルパラベン | 防腐剤 | 配合順位24番目(末尾)で少量と推定 |
本品で注目すべきは、エタノール・香料・着色料が非配合である点です。刺激に敏感な方が気にしやすい成分を排除した処方設計で、刺激感への配慮スコア4.97は全カテゴリの中でも最高水準です。
防腐剤はフェノキシエタノールとメチルパラベンの2種が配合されていますが、いずれも末尾付近の配合順位で少量と推定されます。パラベンに敏感な方は留意ポイントですが、メチルパラベンはパラベン類の中で刺激が穏やかとされる種類です。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| ヘパリン類似物質 | 有効成分。水分保持に関わるとされるムコ多糖類の一種 |
| 濃グリセリン | 高濃度のグリセリン。しっとりとした保湿感を付与(5番目) |
| 1,3-ブチレングリコール | 保湿・溶剤。処方の基盤となる保湿成分(4番目) |
| L-セリン | アミノ酸系保湿成分。角質層のNMF(天然保湿因子)の構成成分の一つ |
| L-テアニン | 茶葉由来のアミノ酸。保湿成分として配合 |
| N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン | コラーゲン構成アミノ酸であるヒドロキシプロリンの誘導体。角質層の保湿に関わるとされる |
| グリセリルグルコシド液 | グリセリンとグルコースの複合体。保水性に優れた保湿成分 |
| スクワラン | 皮脂膜にも含まれるスクワレンを安定化した油性保湿成分。肌なじみが良い |
| フィトステロール | 植物由来のステロール。角質層の細胞間脂質に関わるとされる成分 |
| グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体 | 角質層のうるおいバリアに関わるとされるポリマー |
保湿設計の特徴は、アミノ酸系保湿成分3種の連続配合にあります。L-セリン・L-テアニン・N-アセチル-L-ヒドロキシプロリンが7〜9番目に並んでおり、角質層の天然保湿因子(NMF)を意識した処方であることが読み取れます。
それに加え、グリセリルグルコシド液による保水、スクワラン・フィトステロールによる油性保湿・バリアサポート、そしてグリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体によるうるおいバリアと、水分保持・油分補給・バリアサポートの3層構造で保湿を設計しています。全24成分というシンプルな構成でありながら、保湿への多角的なアプローチが特徴的です。
カルテHDとヒルドイドは同じヘパリン類似物質を配合していますが、薬事上の位置づけが異なります。ヒルドイドは医師の処方が必要な医療用医薬品で、配合濃度や承認効能の範囲が異なるため、医療用医薬品の代替として使用できるものではありません。処方薬が必要な方は皮膚科を受診してください。カルテHDは毎日のスキンケアとしてヘパリン類似物質を穏やかに取り入れたい方に向けた製品です。
エタノールフリー・香料フリー・着色料フリーの設計で、刺激感への配慮スコアは4.97と非常に高い水準です。成分構成から見て、刺激に敏感な方への配慮が徹底された処方といえます。ただし、肌の状態には個人差があるため、気になる方はパッチテストをおすすめします。
ブランド名の「HD」は、有効成分であるヘパリン類似物質HD(Heparinoid)に由来するとされています。コーセーが皮膚科学研究をベースに開発した敏感肌・乾燥肌向けブランドです。
カルテHD モイスチュア ローションは、ヘパリン類似物質とグリチルリチン酸ジカリウムの2種の有効成分を配合した医薬部外品の高保湿化粧水です。エタノールフリー・香料フリー・着色料フリーのシンプルな24成分処方で、アミノ酸系保湿成分3種による角質層へのうるおいアプローチが特徴です。
乾燥が気になり、刺激に敏感な方が毎日のスキンケアにヘパリン類似物質を取り入れたい場合に検討しやすい製品です。パラベンフリーを重視する方や、ハリ・コシ面のケアを求める方は、他の選択肢と比較してみてください。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。