総合スコア:4.31 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★★(5.00) |
| やさしさ | ★★★★★(4.59) |
| なじみやすさ | ★★★★★(5.00) |
| 成分品質 | ★★★☆☆(3.22) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★★(4.50) |
| ハリ・コシ | ★★★★☆(3.83) |
| ツヤ・質感 | ★★★★★(5.00) |
| うるおい保護 | ★★☆☆☆(2.41) |
ONE BY KOSE ディープ ハイドレーターは、有効成分ナイアシンアミド(ビタミンB3)を配合した医薬部外品の高保湿化粧液です。承認効能として「肌あれ・あれ性を防ぐ」「しわを改善する」の2つを持ち、うるおい・なじみやすさ・ツヤ・質感がいずれも5.00と高水準のスコアです。
全29成分で、天然型セラミド(N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン=セラミド2)やヒアルロン酸ナトリウム(2)など保湿成分が充実した処方ですが、エタノールが配合順位4番目と比較的多く含まれている点は留意が必要です。
※ 本品は医薬部外品です。
【有効成分】ナイアシンアミド 【その他の成分】精製水、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、エタノール、ポリオキシエチレングリセリン(26E.O.)、ジプロピレングリコール、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、d-δ-トコフェロール、アマチャヅルエキス、アルカリゲネス産生多糖体、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、ヤグルマギクエキス、2-エチルヘキサン酸セチル、N-ステアロイル-N-メチルタウリンナトリウム、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、エデト酸二ナトリウム、キサンタンガム、グリセリルグルコシド液、コレステロール、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、スクワラン、ヒドロキシエチルセルロース、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、水酸化ナトリウム、水素添加大豆リン脂質、フェノキシエタノール
本品は医薬部外品のため、有効成分と承認効能を明記します。
| 有効成分 | 承認効能 |
|---|---|
| ナイアシンアミド(ビタミンB3) | 肌あれ・あれ性を防ぐ、しわを改善する |
ナイアシンアミドは、肌あれ予防に加えて**「しわを改善する」という承認効能を持つ有効成分**です。2018年に厚生労働省からしわ改善の効能が承認されて以降、多くの医薬部外品に採用されています。
ナイアシンアミドは水溶性のビタミンB3で、レチノール(ビタミンA)やアスコルビン酸(ビタミンC)と比べて安定性が高く、他の成分との相性も良いとされています。本品では有効成分として配合されているため、効能を標ぼうできる濃度が含まれています。
ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)は、ビタミンB群の一種であるビタミンB3の一形態です。医薬部外品の有効成分として、「肌あれ・あれ性を防ぐ」に加えて「しわを改善する」効能が承認されています。
「しわ改善」の承認効能を持つ有効成分は日本では限られており、ナイアシンアミドのほか、レチノール(資生堂)やニールワン(ポーラ)などが知られています。その中でナイアシンアミドは安定性が高く、水溶性で配合しやすいという特徴から、多くのメーカーの製品に採用が広がっています。
本品では、ナイアシンアミドの浸透をサポートする設計としてシクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(浸透助剤)が配合されている点が注目されます。なじみやすさスコアが5.00と高いのは、この浸透助剤の配合も寄与していると考えられます。
さらに、ナイアシンアミドと相性の良いとされる**天然型セラミド(N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン)**やコレステロール、水素添加大豆リン脂質など、角質層のバリア機能に関わる成分を複数配合しており、有効成分の効果を引き出すための周辺設計が充実しています。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| エタノール | アルコール | 配合順位4番目。テクスチャーの軽さに寄与するが、刺激に敏感な方は注意 |
| 水酸化ナトリウム | pH調整剤 | pH調整目的。配合順位26番目で少量と推定 |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 配合順位28番目(最後)で少量と推定 |
最も留意が必要なのはエタノール(アルコール)の配合順位です。配合順位4番目は、精製水・1,3-ブチレングリコール・濃グリセリンに次ぐ位置であり、比較的多く配合されていることが推測されます。
エタノールは清涼感の付与やテクスチャーの軽さ、他の成分の溶解助剤としての役割がありますが、乾燥が気になる方や刺激に敏感な方には留意が必要です。刺激感への配慮スコアが4.50と高水準ではあるものの、エタノールフリーの製品と比べると、この点は使用者を選ぶ要素です。
水酸化ナトリウムとフェノキシエタノールはいずれも配合順位が後方で、少量と推定されます。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| 濃グリセリン | 高濃度のグリセリン。しっとりとした保湿感を持つ |
| 1,3-ブチレングリコール | 保湿剤。抗菌性も持ち、さっぱりとした使用感 |
| N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン | 天然型セラミド(セラミド2)。角質層のバリア機能に関わる |
| ヒアルロン酸ナトリウム(2) | 高い保水力を持つ保湿成分 |
| コレステロール | 角質層の細胞間脂質成分。バリア機能をサポート |
| 水素添加大豆リン脂質 | リン脂質系の保湿・乳化成分。細胞膜に類似した構造 |
| アルカリゲネス産生多糖体 | 微生物由来の多糖類。保水性に優れる |
| グリセリルグルコシド液 | グリセリンとグルコースの複合体。保湿成分 |
| スクワラン | 皮脂に近い油性成分。エモリエント効果が期待できる |
| d-δ-トコフェロール | ビタミンE。抗酸化作用を持つ成分 |
| アマチャヅルエキス | 植物由来の整肌成分 |
| ヤグルマギクエキス | 植物由来の整肌成分 |
保湿成分の充実度は特筆すべきものがあります。天然型セラミド・ヒアルロン酸・コレステロール・リン脂質・多糖類・スクワランと、異なるメカニズムの保湿成分が多層的に配合されています。
特に天然型セラミド(N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン=セラミド2)は、化粧品の成分としてはコストが高い原料であり、成分品質への投資が見て取れます。コレステロールや水素添加大豆リン脂質とともに、角質層の細胞間脂質構造に寄り添った設計です。
エタノールは配合順位4番目と比較的多く含まれています。刺激に敏感な方やアルコールに反応しやすい方は注意が必要です。心配な場合はパッチテストを行ってから使用を検討してください。
ナイアシンアミドは厚生労働省により「しわを改善する」効能が承認された有効成分です。ただし、効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が期待できるものではありません。医薬部外品として承認された効能は、一定の基準を満たしたデータに基づいています。
本品は「高保湿化粧液」という位置づけです。洗顔後、化粧水として最初に使用する設計です。必要に応じて乳液やクリームを重ねることが推奨されています。
ナイアシンアミドとレチノールの併用自体は一般的に問題ないとされていますが、肌の状態には個人差があります。複数の有効成分を重ねる場合は、肌の様子を見ながら段階的に取り入れることをおすすめします。
ONE BY KOSE ディープ ハイドレーターは、ナイアシンアミドを有効成分とし、天然型セラミドやヒアルロン酸など多層的な保湿成分を配合した高保湿化粧液です。しわ改善と肌あれ予防の2つの承認効能を持ち、保湿面でも充実した処方設計が魅力の製品です。
一方で、エタノールが配合順位4番目と比較的多い点は、刺激に敏感な方にとって検討ポイントになります。アルコールフリーを重視する方は、同価格帯のエタノール不使用製品も比較候補に入れるとよいでしょう。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。