総合スコア:3.56 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★★(5.00) |
| やさしさ | ★★★★☆(4.17) |
| なじみやすさ | ★★☆☆☆(2.45) |
| 成分品質 | ★★★☆☆(2.92) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★☆(4.19) |
| ハリ・コシ | ★★★☆☆(2.93) |
| ツヤ・質感 | ★★★☆☆(2.50) |
| うるおい保護 | ★★☆☆☆(2.24) |
なめらか本舗 リンクル乳液 Nは、豆乳発酵液を軸にした大豆由来成分と、2種のレチノール(レチノール+パルミチン酸レチノール)を組み合わせた化粧品の乳液です。大豆由来成分を複数配合しつつ、セラミド3種(NG・AP・NP)も加えた処方で、ハリ感のサポートとうるおいの両立を意図した設計が成分構成から読み取れます。
一方、エタノールが7番目に配合されており、アルコールに敏感な方は留意が必要です。
水、グリセリン、エチルヘキサン酸セチル、BG、PEG-40水添ヒマシ油、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、エタノール、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、ダイズタンパク、レチノール、ダイズイソフラボン、パルミチン酸レチノール、セラミドNG、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、キサンタンガム、クインスシードエキス、グリコシルトレハロース、シクロデキストリン、スクワラン、セラミドAP、セラミドNP、フィトステロールズ、ポリソルベート20、ポリソルベート60、ポリソルベート80、レシチン、加水分解水添デンプン、水酸化Na、水添レシチン、フェノキシエタノール
本品には2種のレチノール系成分が配合されています。この2つはどう違うのでしょうか。
レチノール(純粋レチノール) は、ビタミンAそのものです。成分表の11番目に記載されており、ハリ感のサポートに関わる成分として知られています。ただし、光や酸素に対して不安定で、配合には技術的な工夫が必要とされる成分です。
パルミチン酸レチノール は、レチノールにパルミチン酸(脂肪酸)を結合させた誘導体です。成分表の13番目に記載されています。純粋レチノールと比べて安定性が高く、肌への穏やかさにも配慮された形態です。一方で、肌の上で変換を経てからビタミンAとして働くため、純粋レチノールとは特性が異なります。
本品では、この2種を併用することで安定性と機能性のバランスを取る処方設計と推定されます。なお、いずれも配合順位は中盤以降であり、高濃度配合ではないと考えられます。本品は化粧品のため、「しわを改善する」等の効能効果は標ぼうできませんが、ハリ感をサポートする成分として配合されています。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| エタノール | アルコール | 配合順位7番目。テクスチャーの軽さに寄与するが、乾燥を感じる方も |
| レチノール | ビタミンA | 敏感な肌には刺激を感じる可能性。配合順位11番目 |
| パルミチン酸レチノール | ビタミンA誘導体 | レチノールより穏やかだが、敏感な方は注意。配合順位13番目 |
| PEG-40水添ヒマシ油 | 非イオン性乳化剤 | 配合順位5番目。一般的に使用される乳化剤 |
| PEG-60水添ヒマシ油 | 非イオン性乳化剤 | 配合順位17番目 |
| 水酸化Na | pH調整剤 | 配合順位32番目で少量。製品のpH調整用 |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 配合順位34番目(末尾)で少量と推定 |
エタノールが配合順位7番目と比較的高い位置にある点が本品の特徴です。乳液としての軽い使用感に寄与していると推定されますが、アルコールに敏感な方は留意が必要です。
レチノール系成分2種については、いずれも中盤以降の配合で高濃度ではないと推定されますが、レチノールを初めて使う方は様子を見ながらの使用がおすすめです。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| 豆乳発酵液 | 大豆を発酵させたエキス。アミノ酸やイソフラボンを含み、うるおいサポートに関わる |
| ダイズ種子エキス | 大豆由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
| ダイズタンパク | 大豆由来のタンパク質成分。肌の表面を整える |
| ダイズイソフラボン | 大豆由来のポリフェノール。整肌成分として知られる |
| グリセリン | 水分保持に関わる基本的な保湿成分。配合順位2番目で主要な保湿剤 |
| セラミドNG / AP / NP | 肌の角質層に存在するセラミドと同じ構造の保湿成分 |
| スクワラン | 肌なじみの良い油性保湿成分。エモリエント効果 |
| クインスシードエキス | マルメロ由来のエキス。保水性の高い多糖類を含む |
| グリコシルトレハロース | トレハロースの誘導体。水分保持をサポート |
本品の保湿設計は大豆由来成分とセラミドの二軸構成です。豆乳発酵液・ダイズ種子エキス・ダイズタンパク・ダイズイソフラボンと大豆由来成分を4種配合し、「なめらか本舗」ブランドの核となるコンセプトを反映しています。
セラミドは3種(NG・AP・NP)を組み合わせ、さらにフィトステロールズや水添レシチンといったセラミドの安定化に関わる成分も配合されており、セラミドの機能を引き出す処方上の工夫が見られます。
本品は化粧品(医薬部外品ではない)のため、「しわを改善する」等の効能は標ぼうできません。「リンクル」は商品名の一部であり、レチノールやパルミチン酸レチノールなどハリ感のサポートに関わる成分を配合した処方であることを表現しています。
本品のレチノールは配合順位11番目、パルミチン酸レチノールは13番目で、高濃度配合ではないと推定されます。ただし、レチノール系成分に敏感な方は少量でも反応する場合があるため、初めての方はパッチテストをおすすめします。
同シリーズの化粧水と組み合わせることで大豆由来成分を重ねる使い方ができますが、他ブランドの化粧水との組み合わせでも問題ありません。
なめらか本舗 リンクル乳液 Nは、大豆由来成分を核に据え、2種のレチノールとセラミド3種を配合したドラッグストアコスメの乳液です。ハリ感のサポートとうるおいの両面にアプローチする処方設計で、プチプラでレチノールを試したい方の選択肢になります。
一方、エタノールが比較的高い配合順位にあるため、アルコールに敏感な方はエタノールフリーの乳液を検討するのもひとつの手です。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。